福島県 C様
KSASに出会えて私の営農知識が進化した。
親世代の農家は職人
今の水稲をバリバリやっている人たち(親)は職人ですよ。長年の経験と実績で作り上げた職人の方たちなので、この方たちが退かれると自分がはたしてやっていけるのかどうか、というのがまず不安要素でした。
3年前に水稲に関わることになったので私には経験も知識もありません。また、その経験に追いつこうと努力しても、いまの職人的な人と同じ歳までかかってしまいます。このKSASを使えば、水稲栽培のノウハウ習得を短縮することができると思います。例えば、圃場毎の特性が把握しやすくなる。5年かかるだろうなと言われていたところが、3年になるかもしれない。いち早く把握したい。結果も出したい。まだ3年目だから仕方ない、と言われたくないですからね。
KSASの圃場マップはイーグルアイ(鷹の目)みたいなものです。空から見て圃場があそこにこんな形であって、という作業イメージができる画像が常に自分の手元にあります。それだけでもう親とは違う視点で、職人世代とはまた違う視点で見ていけると思うのです。これからは自分が知り得たノウハウや情報を、KSASを活用していくことで次世代にプラスアルファして伝えられる。これからもっと規模を拡大し会社組織にしたときに、新たに人を雇ってもスムーズに技術移転ができると思います。

肥料の匙(さじ)加減できる
肥料散布は今まで全ての圃場10aあたり20kgでしたが、去年の倒伏した状況をみて、今年は圃場毎に加減して撒きました。これも圃場毎にKSASで設定した施肥量を自動調量できるKSAS対応の田植機EP8Dを入れたので実現しました。
食味・収量コンバインで実現 37株疎植
昨年クボタからKSAS対応コンバ インの実演で、通常株間と疎植株間(37株)を刈り取ってもらったら食味は変わらず、収量はアップという結果が出たので今年はコシヒカリに関しては37株疎植中心にしました。食味・収量コンバインで結果がデータで見られたので判断できました。
作付計画でコスト低減
農薬はコストが一番かかるので、KSASの農薬リストはきっちりと登録しています。計画する時点でコストが見えますから、判断材料になります。今年は昨年の散布量からコスト試算をし、箱処理剤を全面的に変えることにしました。今までは途中で補充するのに機械を止めなければいけませんでしたが、今年は比重が異なる箱処理剤に変えたら30a圃場は途中で継ぎ足さずにできました。ウチは30a圃場が多いので田植作業時間の短縮につながりました。また、KSASで作業計画を立て必要な量の除草剤を用意し持っていけたことで、足りなくなり取りに戻るといったロスタイムが無くなりました。
解り易かった動画マニュアル
文章で読んでも、イメージするのが難しいことがありますよね。やっぱり動画は一番いいです。実際こういう基準ですよ。やり方はこうですよ。ってやっていただくと非常に信用できてやりやすい。操作に不安を持っている人には非常にわかりやすくていいと思います。
圃場登録は明確に、明快に
圃場管理の色分けは、こしひかり・ひとめぼれ・特別栽培米など品種ごとにして区別しています。
圃場名は地番、住所欄は集落名・地番までをインプットしています。
これは便利! メモ欄活用
メモ欄はよく使いますね。除草剤や肥料の散布時の注意事項を「作業指示」のメモ欄に書いておき作業時にスマホで確認します。これで間違った作業をすることが激減しました。これからも書く習慣と見る習慣をつけていきたいと思います。
C様のKSAS活用術
1 C様の圃場の管理方法
(1) 圃場の色は品種・栽培法ごと(特別栽培米・ひとめぼれ・そば等・・・)に
(2) 圃場名は集落名、住所欄は集落名・地番を記載
(3) マッピングしたことで、実際の面積の参考になり、台帳との差を把握でき、利用権設定の参考になった!
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3 C様の作付計画ポイント
品種・移植方法・肥料種類で作付計画を分ける
(1) 計画名:2015ECOコシヒカリ
37K-248
品種:こしひかり
移植:37株移植
肥料:会津土づくり基肥一発248
(2) 計画名:2015ECOコシヒカリ
37K究極一発240
品種:こしひかり
移植:37株移植
肥料:ケイカリン入り究極の一発240
(3) 計画名:2015天のつぶ
品種:天のつぶ