VOICEお客様の声

富山県 G様

見せたKSASの底力! 4年目で米・食味分析鑑定コンクールの特別優秀賞を受賞!


CEO

COO

食味・収量コンバインの数値でコンクールに出品するお米を選定!

H30年11月に岐阜県高山市で開催された「米・食味分析鑑定コンクール:国際大会」。
 全国から食味にこだわる農家が集結!
 今回はそんな激戦を勝ち抜き特別優秀賞を受賞されたKSAS会員、G様をご紹介します。



Challenge 1・2
エントリーのきっかけは購入したPFコンバイン

米・食味分析鑑定コンクールに出品したのは4回目になりますが、初めて出品するきっかけは食味・収量センサ付きコンバインの購入でした。クボタさんから食味・収量を計測できるこのコンバインを使って、コンクールに出品してみないかとのお誘いをいただき、背中を押されるような形で出品を決めました。
 初年度の出品は気負うことなく、計測された食味値も特に気に留めていませんでした。しかし翌年、昨年とまったく変わらない方法で栽培した米の食味値が下がったことで意識が一変しました。何故食味値が下がったのか疑問が残り、農閑期の間ずっと考えました。それと同時にコンクールに出品するのであれば上位を狙いたいという思いが芽生え、「来年度は必ず今年度の米を超えるものをつくってやる…!」という意気込みで3回目に挑みました。

Challenge 3
入賞を狙って、7つの栽培方法を試す

3年目の春、クボタさんの技術顧問からアドバイスいただき、7圃場(以下「試験圃場」と表記)で異なる栽培方法や肥料を試すことにしました。乾田直播や密播苗、牛糞堆肥や鶏糞、無肥料、追肥主体、アミノ酸入り一発肥料など、様々なパターンを試しました。5ヶ月の間、どのような結果が出るのだろうかと期待を抱きながら収穫の時期を迎えました。
 まず食味・収量コンバインで刈取りと同時にタンパク含有量を計測。このコンバインは収穫時点で食味の良し悪しをある程度把握できるのでとても重宝しています。試験圃場毎に単体乾燥後、籾摺り作業時に独自購入した、コンクールと同様の食味計を使い玄米で改めて食味値を計測し、数値毎にパレットを積み分けします。その中で一番高い食味値の米を検体としてコンクールに出品しました。その数値は89点でコンクールに出品した3年間の中で一番良い評価をいただいたものの、味度値が足りなかったために入選には至りませんでした。

数値を共有しながら振り返ることができる

Challenge 4
食味数値を高く出せる圃場と出せない圃場

そして4年目の今年(2018年取材時)、コンクールへのチャレンジに向けて圃場・栽培方法を去年の7圃場から5圃場に絞り込みました。食味・収量コンバインで収穫した食味値のデータを見ていると同じ栽培方法だからといって同等の食味値が出せるわけではないということがわかってきました。また、KSASで肥料設計・記録を4年間続けていく中で食味値が出せる圃場と、なかなか出せない圃場もわかってきました。KSASにより比較が簡単にできることで、より分かり易くさせているのだと思います。コンクールには自社所有の食味計で計測し、高い食味値のものを選んで出品していますが、「今年は天候がとても不順で、はたしてこれでいけるかどうか。食味値も88点か87点。機械のコンディションによって同じ試料でも食味値が上下するのでどうか」。そんな不安を抱えながらの出品でしたが、受賞することができました。そこに至ったのは食味・収量コンバインとKSASによる分析があったからだと思います。

店頭注目度アップ! 米・食味鑑定士協会お墨付きのコメ袋

コンクール受賞で自社流通米が完売

販売する上でもコンクールでの受賞は、これから内外に対して大きな意味を持つと思います。お米の在庫に関する問い合わせもあり、今年の分はすべて売り切れました。特別優秀賞受賞の影響は大きく、今後の営農の方向性を見据えることもできるようになりました。私たちの圃場をA・B・Cクラスと分けた時、全てがAクラスになる訳ではありませんが、見える化されたデータ履歴を活用することでBをAに近づけることができます。
 今後の課題としては、KSASで分析した数値を基に、全ての圃場をAクラスに近づけたいと考えています。

おいしさに“説得力”を持たせたい

とにかく食味というのは、これからの『お米の付加価値』だと思っています。近隣の農家に『お米、どういう風においしい?』と聞いても、皆さん『とにかくおいしい』だったり、『化学肥料は使っていない』だったり、いまいち説得力に欠ける説明です。ある程度の説得力はあっても、やはりそれ以上は見込めません。それよりも機械で出した点数の方が、説得力があります。共通認識のある数値が高ければ、お米を実際に売る段階でも自信を持って勧めることができます。

圃場に旗を立てる必要がなくなった

KSASはタンパク値・収量が見られる以外にも、大変助かる機能があります。作付計画を毎年2月頃に立てますが、たびたび変更が発生します。田植えが終わるまでは頻繁に変わる場合もあります。KSAS導入前は地図に色を塗っていたので変更のたびに作り直すのに時間が掛かっていましたが、KSASなら登録してある圃場地図を簡単に変更できる所が大変有難いです。
 大豆栽培は、請負いも含めて30町になります。毎年場所が変わる圃場も多くあり、これまでは旗を立てて圃場の場所を把握していましたがKSASで圃場登録するようになってからその必要がなくなりました。

KSASを活用して、将来ASIAGAPを取得

いずれは当然GAPを取得すべきだと考えており、今はその準備を進めている段階です。取得には困難が伴う部分も予想されますが、KSASの作業日誌を役立てることで、まずは県のGAPを取得し、その後ASIAGAPへとステップアップする計画です。どこまで通用するかはいまだ不安材料はありますが、自分たちで作った安全・安心な農産物をアピールすることが必要な時代です。GAPもまたその有効なツールだと考えています。

KSAS活用術