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E.きのこ類専用項目


番号 レベル 管理点 適合基準 取組例・備考
(①や②の数字は適合基準に対応した番号)
参考
帳票
KSAS
適用
15.1.3 必須 きのこ類の資材の安全性 きのこ類の下記の使用資材は安全性について年1回以上リスク評価し、その記録を残している。原木及び培地は放射性物質の基準値を守っている。
リスク評価の結果、問題がある場合は対策を講じている。

  • ① 使用原木(おがこ、チップ等の培地基材を含む)の産地・樹種を確認している。
  • ② 栄養材(米ぬか、ふすま等)の購入先・原料を確認している。
  • ③ 添加材(炭酸カルシウム等)の購入先・原料を確認している。
  • ④ 増収材は購入先と成分を確認している。
  • ⑤ 容器の購入先・原料(材質)を確認している。
  • ⑥ その他の資材(封ろう、スチロール栓、覆土)の購入先、原料を確認している。
15.1.4 重要 きのこ類の培地・栽培容器の衛生管理 きのこ類の培地や栽培容器の管理は下記の項目を満たしている。

  • ① 病原微生物汚染及び異物混入を防ぐ保管をしている。
  • ② 再利用する場合は適切な殺菌消毒・洗浄を行っている。殺菌した場合は、殺菌場所、実施日、薬品名、使用方法、作業者名、植え付け前期間を記録している。農場外で行う場合は、培地を殺菌した会社の名称と所在地を記録している。
  • ③ 培地や栽培容器を衛生的に取り扱っている。
  • ④ 定期的に施設の清掃を行っている。
  • ⑤ 浸水容器は、農薬を希釈するなど他の目的に使用していない。
  • ⑥ 消毒剤はきのこ栽培に影響のないものを使っている。 
  • ⑥例えば、下記のようなものがある。
  • ・滅菌水
  • ・消毒用アルコール
  • ・食品添加用アルコール
  • ・次亜塩素酸ナトリウム
  • ・二酸化塩素
  • ・電解水 
15.1.5 重要 きのこ類の資材の使用記録
きのこ類の資材について下記の内容を記録している。

  • ① 使用した場所(圃場名等)
  • ② 使用日
  • ③ 資材等の名称と成分(組成内容:炭酸カルシウム、硫酸アンモニウム等)
  • ④ 使用量
  • ⑤ 使用方法
  • ⑥ 作業者名
  • ⑦ 購入先
16.1.6 重要 きのこ類に使用する
水の安全性
きのこ類に使用する水は重金属類(鉛、カドミウム、水銀、ヒ素)が飲用基準値以下であることを確認している。
17.6.1 重要 きのこ施設の衛生管理 きのこ類の施設は下記の対策を講じている。

  • ① 施設・接種機器等の消毒は培地にかからないようにしている。
  • ② 栽培場所の消毒は培養菌床にかからないようにしている。
  • ③ 消毒剤は栽培に影響のないものを使っている。
  • ④ 施設では作業に適した温度・湿度を保持している。
消毒剤には、例えば、下記のようなものがある。
  • ・滅菌水
  • ・消毒用アルコール
  • ・次亜塩素酸ナトリウム
  • ・二酸化塩素
  • ・電解水
23.1.3 重要 きのこ類の種菌の取扱い きのこ類の種菌は下記の項目を満たしている。

  • ① 種菌に病原微生物や異物が付着しないよう対策を講じている。
  • ② 種菌保管室の温度はその菌種に適した温度を保っている。
  • ③ 植菌作業時には使用器具及び手指を清潔に保っている。
① 例えば、種菌は直接壁や床に接触しないように保管している。

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